来年11月、韓国で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の開催地に、慶尚北道(キョンサンブクド)慶州(キョンジュ)市が選ばれました。
APEC首脳会議はアメリカと日本、中国、ロシアなどアジア太平洋地域を囲む21か国の首脳が出席し、政治や経済協力について話し合う国際会議の枠組みです。
外交部によりますと、20日に開かれた開催都市選定委員会で慶州市を推薦することが決まり、今月末に開かれるAPEC準備委員会で正式に確定します。
今回の開催地選定には、慶州市と仁川(インチョン)市、済州(チェジュ)特別自治道が名乗りを上げていました。
APEC首脳会議の開催地として慶州市が選ばれたのは、韓国の伝統文化遺産を世界に発信でき、国際的なイベントを誘致した経験が少ないことから、地域発展にも貢献できると評価されたためということです。
韓国でのAPEC首脳会議開催は、2005年に釜山で開催されて以来、20年ぶりとなります。