日本のトヨタ自動車など自動車メーカーが国の認証試験で不正を行っていたことが発覚した問題で、韓国政府は日本からの輸入車に対して欠陥調査を行っています。
国土交通部と韓国交通安全公団は、日本で認証不正が確認されたトヨタ自動車の7車種、ホンダの22車種、マツダの5車種、ヤマハ発動機の3車種、スズキの1車種の、合わせて5社38車種について、韓国に輸入、販売されたかどうかを調べる全数調査を行いました。
その結果、国内に輸入された車種はないことがわかったということです。
しかし、トヨタ自動車の「レクサスRX」、ヤマハ発動機の2輪車「TMAX」と「YZF-R3」に、日本で不正が確認された車種と同じエンジンやクラクションが搭載されていたことがわかり、国土交通部は、これらの車種に対して今月14日から欠陥調査を始めました。
韓国では、トヨタ自動車の「レクサスRX」が6、749台、ヤマハ発動機の「TMAX」が1、910台、「YZF-R3」が1、318台登録されています。
国土交通部は、日本での措置を見守っており、欠陥調査によって対象車両が自動車の安全基準を満たさなかった場合は、関連法にしたがってリコールまたは課徴金の賦課など措置を取る方針です。