尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率は、積極的な首脳外交が評価され、2週間前の調査より5ポイント上昇し、26%となりました。
韓国ギャラップが、今月11日から13日まで、18歳以上の男女およそ1000人を対象に、尹大統領の国政運営について聞いたところ、前向きな評価は26%でした。
2週間前の調査では、支持率は21%で、政権発足後、最も低くなりましたが、今回は5ポイントの上昇となりました。
否定的な評価も、過去最高だった前回の調査より4ポイント下落した66%となりました。
前向きな評価の理由としては、「外交」を挙げた人が最も多く、今月3日から5日に行われた韓国・アフリカ首脳会議と10日から行っている中央アジア3か国への歴訪が影響したものとみられています。
肯定的評価の理由で2番目に多かったのは、政府が進める「医学部の定員拡大」でした。
否定的な評価の理由は、「経済」と「コミュニケーション不足」があげられています。
一方、政府が、韓国南東部の沖合に大量の天然ガスや石油が埋蔵されている可能性が高いと発表したことについて聞いたところ、「信じる」という回答は28%、「信じない」は60%でした。
また、北韓が韓国に向けて汚物をぶら下げた風船を飛ばしたことについては、「脅威的だ」とする回答が60%に上り、「脅威的ではない」という回答は36%でした。
汚物風船に対抗して、韓国軍が北韓向けの宣伝放送を再開したことについては、「よい」という回答が55%、「よくない」は32%でした。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±3.1ポイントです。詳しい世論調査の結果は、韓国ギャラップと中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。