ドライバーが乗車しない自動運転車の公道での試験運行が、初めて許可されました。
国土交通部は12日、自動運転技術の発達を促進するため、無人自動運転車の公道での運行を、条件付きで許可すると発表しました。
試験運行の対象となるのは、韓国の自動運転スタートアップが、現代(ヒョンデ)自動車のSUVに自動運転システムやライダーセンサー、カメラなどを搭載して開発した無人自動運転車です。
最高速度は時速50キロで、車に設置した緊急停止ボタンや遠隔制御などで車を停止できるということです。
これまでも、ドライバーがいる形での自動運転車には試験運行の許可が下りたケースがありますが、その場合も、時速10キロ以下で走る特殊車両などのみが対象で、ドライバーのいない乗用車での自動運転は、これが初めてだということです。
今後、ソウル市内の指定された道路で試験運行を実施し、その結果を検証したうえで、問題が発見されなかった場合は、年末にも走行可能なエリアが一部の一般道に拡大されるものとみられます。