政府が、韓国南東部の沖合に大量の天然ガスや石油が埋蔵されている可能性が高いと発表したことを受け、疑念の声が上がるなか、事前調査を行ったアメリカの企業は、開発の成功率として算出した20%は高い水準だとする一方、実際に埋蔵されているかどうか確かめるには、ボーリング調査を行う必要があると述べました。
アメリカ企業「Act-Geo」のアブレウ代表は7日、ソウルで記者会見し、慶尚北道(キョンサンブクド)浦項(ポハン)沖を調査したところ、「最低35億バレルから最大140億バレルの天然ガスや石油が埋蔵されている可能性がある」と主張しました。
その根拠として、油田の形成を示唆する要素が備わっているためだとしています。
また、アブレウ代表は、20%という開発の成功率について、「高い水準の可能性を意味する」と述べたものの、「経済性のある炭化水素を発見できなかったことはリスクになり得る」として、埋蔵の可能性を立証する方法はボーリング調査しかないと説明しました。
今回の探査計画に対し、最大野党「共に民主党」は、「失敗の可能性が高く、税金の無駄遣いになる」として強く批判しています。