ことし1月から3月のGNI=国民総所得の伸び率が、8年ぶりの高水準となりました。
GNIは、GDP=国内総生産に国民の海外での所得を加えるとともに、外国人の国内での所得を差し引いたもので、国民所得をより正確に把握するための指標です。
韓国銀行が発表した国民所得の統計によりますと、ことし第1四半期の実質GNIは、前の四半期に比べて2.4%増加しました。
これは、2016年の第1四半期に2.8%増えたのに次いで、8年ぶりに大きな伸び幅です。
韓国銀行によりますと、ことしの第1四半期は、半導体をはじめとする輸出が大きく増えた一方で輸入は減り、GNIが改善したということです。
一方、韓国の1人当たりの年間GNIは、去年、3万6194ドルを記録しました。
人口5000万人以上の国のなかでは、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、イタリアに続いて6位です。
韓国銀行は、1人当たりのGNIが数年以内に4万ドルを突破すると予想しています。