大邱(テグ)広域市と慶尚北道(キョンサンブクド)は、2026年を目途に合併することで合意しました。実現すれば、人口が500万人以上となり、釜山を抜いて全国で3番目に大きな自治体になります。
大邱市と慶尚北道、行政安全部のトップは4日、大邱と慶尚北道が合併することで合意しました。
大邱は、もともと慶尚北道の道都で、1981年に「市」として分離しました。
大邱と慶尚北道の合併について、大邱市の洪準杓(ホン・ジュンピョ)市長は、韓国の自治体再編成のきっかけになると述べました。
また、慶尚北道の李轍雨(イ・チョルウ)知事は、「今回の合併を通して、中央政府の権限を地方に移譲し、首都圏と地方のバランスが取れた発展を実現するチャンスにするべきだ」と強調しました。
政府は、合併にかかる費用を支援するとともに、「ソウル特別市」のように、行政と財政面での特例を設ける案を検討するということです。
政府は、次の地方選挙の直後となる2026年7月1日の合併を目標に、年内に法整備を行う計画です。
住民の同意や合併の根拠となる特例法の制定など、課題が山積しているなか、首都圏と肩を並べる新しい巨大都市が誕生するかに注目が集まっています。