イランでヘリコプターが墜落し、搭乗していたライシ大統領が死亡したことを受け、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が弔電を送ったと、北韓メディアが報じました。
朝鮮中央通信が21日に伝えたところによりますと、金委員長は20日、イランのモフベル第1副大統領に宛てて弔電を送り、遺族とイラン国民に対して、哀悼の意を表したということです。
モフベル第1副大統領は、ライシ大統領の死亡を受け、大統領代行を務めています。
北韓は、新型コロナが感染拡大するまで、イランと数回にわたって高官級協議を行うなど、アメリカに反発する国同士で、連携を強めてきました。
ヘリコプターの墜落で亡くなったライシ大統領は、19日にイラン北西部の東アゼルバイジャン州で行われたダムの竣工式に参加したあと、次の目的地に移動していたところでした。
今回の墜落で、アブドラヒアン外相など8人の搭乗者も亡くなっています。