兵役に就く前に受ける身体検査の項目に、麻薬の検査が取り入れられることになりました。
こうした内容を盛り込んだ兵役法の改正案は2日の閣議で議決され、今月9日に公布される予定です。
施行日は公布から6か月後の7月10日です。
これまでは、本人が麻薬を服用した経験があると申告した場合、または兵役に就くことが可能かどうか判定する医師の判断によって麻薬の検査が必要だと認められた場合に、ヒロポン、コカイン、アヘン、大麻、エクスタシーの5種類の麻薬の服用歴が検査されていました。
改正案には、麻薬の検査を義務化するほか、検査対象の麻薬にベンゾジアゼピンとケタミンの2種類を追加しています。
兵務庁は、韓国で麻薬が深刻な社会問題となっているなか、特に軍隊では銃器を扱うだけに慎重を期すべきとの指摘が多く、一律の検査を実施することにしたということです。