韓国では少子化が進んでいるなか、ことし小学校に入学する児童の数が、初めて40万人を下回り、過去最低となる見通しです。
韓国では、早生まれの子どもや障害を持つ子どもの親などが、小学校の入学を1年延期させることができ、毎年全体の数パーセントの児童が入学を延期しています。
そのため、実際に入学する児童の数は、就学年齢に達する子どもの数に、前の年に入学を延期した人数を足して、次の年に入学を延期する人数を引いた数となります。
教育部によりますと、ことし就学年齢に達する児童と、去年延期した児童を足した数は41万3056人だということです。
教育部では、このうち5%程度が入学を延期するとみていることから、ことしの小学1年生は30万人台の後半にとどまるものとみられます。
2年後の2026年に就学年齢に達する2019年生まれの子どもは、30万2676人で、実際に入学する小学1年生の数は30万人を下回る可能性が高いとされています。
ことし40万人を下回る見通しの小学1年生の数は、そのわずか2年後に30万人を割り込むことになります。