韓国の中古車市場は、中小企業を保護するために大企業の参入が制限されていましたが、去年、政府が規制を緩和したことをうけ、現代(ヒョンデ)自動車に続いて、起亜(キア)自動車も中古車の販売を始める方針です。 起亜はEV=電気自動車の中古車も販売するということです。
自動車業界によりますと、起亜自動車は来月1日から中古車の販売をスタートします。
現代自動車は、今月24日に、現代と現代の高級車ブランド、ジェネシスの認定中古車の販売を始めました。
現代の認定中古車は、出庫から5年以内、走行距離10万キロ以内で、事故歴が無く、200項目あまりの品質検査をパスした中古車です。
起亜も、現代同様の品質基準の認定中古車を販売します。
ただ、現代とは違い、起亜はEV=電気自動車の中古車も販売する方針だということです。
EVの中古車価格を算出するためには、バッテリーの残りの寿命と安全性の評価が必須となります。
このため起亜は、1回の充電で走れる最大走行距離をあらためて測定し、専用の装置を使ってバッテリーの安全性を診断した結果を明示する計画です。
さらに、バッテリーの品質水準を5つのレベルに分け、中程度以上の品質の中古EVに限って販売するということです。