アフリカを歴訪中の朴振（パク・チン）外交部長官は現地時間の10日、2つ目の訪問先のザンビアでカクボ外相と会談し、両国の協力強化に向けた対策などを話し合いました。 
 
韓国の外交部長官がザンビアを訪問するのは、1990年に国交を結んで以降、初めてです。
 
会談で朴長官は、「両国は民主主義、自由、法治など普遍的な価値を共有しており、関係をより強固に発展させることができると期待する」と述べました。
 
朴長官はまた、ことし3月に第2回民主主義サミットを韓国とザンビアが共同で開催したことを評価し、来年韓国で開かれる3回目の会合への積極的な参加を呼びかけました。
 
朴長官はさらに、来年初めて開催される韓国・アフリカ首脳会議へのザンビアの出席を求めたほか、2030年の万博の釜山（プサン）誘致への支持を訴えました。
 
朴長官は、ザンビアのチポカ商業貿易産業相とも会談し、重要鉱物をめぐる協力について意見を交わしました。
 
ザンビアは蓄電池などに使われる銅やニッケル、コバルトなど鉱物資源が豊富で、チポカ商業貿易産業相は、「韓国の電気自動車の生産能力はよく知っている」と述べ、協力強化への期待感を示したということです。