海外での韓流ブームを追い風に、韓国で2017年からの5年間に輸出額が37兆ウォン増加し、16万人の雇用が生まれたとの分析が示されました。
韓国経済研究院は10日、韓流の経済波及効果に関する報告書を発表しました。
それによりますと、2017年から2021年までの5年間、韓流関連の輸出による生産額の伸びは、消費財の分野で30兆5000億ウォン、文化コンテンツの分野で6兆5000億ウォンで、合わせて37兆ウォンでした。
韓流による雇用の創出は16万人分で、このうち11万6000人は消費財輸出の増加、4万4000人は文化コンテンツ輸出によるものでした。
韓国経済研究院は、「政府が文化コンテンツ産業に対する金融支援を拡大したり、インフラを拡充したりするなどして、企業が韓流コンテンツへの投資を拡大するよう促し、韓国の文化産業の国際競争力の維持につなげる必要がある」と提言しています。