韓国のことし上半期の海外プラント受注額が去年の同じ期間に比べて40%以上増えたことがわかりました。
産業通商資源部が6日、発表したところによりますと、韓国のことし上半期の海外プラント受注額は、去年の同じ期間から40%増えて130億5000万ドルだったということです。
地域別に見ますと、中東とアフリカでの受注額が大きく増えました。
中東は70億2000万ドルと6.5倍に増え、全体の半分以上を占めています。また、中東での上半期の受注額としては、この8年間でもっとも多くなりました。
アフリカは17億ドルで全体に占める割合は比較的小さいものの、前年同期比では、4倍以上と高い伸びを記録しています。
プラントの種類別に見ますと、産業施設を除く、石油化学、発電・淡水化、資材や機材、オイル・ガス、海洋などでまんべんなく増加しました。
なかでも、石油化学は2倍以上に増えて74億ドルでした。
産業通商資源部は、去年11月にサウジアラビア、ことし1月にアラブ首長国連邦とそれぞれ経済外交を行って以降、新たな中東ブームが本格化し、プラント建設分野で目に見える成果が表れ始めていると説明しています。