G7広島サミットの夕食会に、福島産の酒が提供されたことがわかりました。
日本外務省によりますと、グランドプリンスホテル広島で20日に開かれた夕食会に、福島県など東日本大震災の被災地の食材で作った料理と酒が提供されたということです。
夕食会では、G7が開かれた広島県の食材で作った料理と酒を中心に振る舞われたが、福島県の松崎酒造の特別純米酒「廣戸川」なども並んだということです。
1892年に設立された松崎酒造は、現地の米と水を使って酒を造っていると、自社のホームページで謳っています。
夕食会には、岸田総理大臣などG7の首脳らに加え、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領をはじめとする招待国の首脳らや、国連など国際機関の代表らが参加しました。
これに先立ち、福島県の内堀知事は今月15日の記者会見で、「G7サミットに出席する各国の要人の食事に、福島産の食材で作った料理が提供される」としたうえで、「復興の歩みを進める福島県への理解を深めてもらう貴重な機会だ」と強調しました。