弾道ミサイルの発射など北韓による挑発がエスカレートしていることから、韓国では、有事の際に身を守るための「民防衛」と呼ばれる訓練が、6年ぶりに行われました。
空襲が発生した場合を想定したこの訓練は、16日の午後2時から20分間、全国の公共機関や学校で行われました。
今回は、有事の際の対応力を強化するため、非常時用のガイドラインを点検しました。
訓練の対象となったのは、各行政機関や地方自治体、公社などの公共機関の全従業員、そして全国の小中高校の教職員と生徒たちです。
学校が参加する全国規模の民防衛訓練が行われたのは、2017年以来、6年ぶりです。
ただし、一般市民を動員した避難訓練や交通規制などは行われませんでした。
政府は、今回の訓練で明らかになった問題点について改善を行ったうえで、次回の民防衛訓練では対象を全国民に拡大する方針です。