エムポックス、これまでのサル痘の感染者が増え続けるなか、今月からエムポックスのワクチン接種が始まり、およそ930人がすでに接種したことがわかりました。
中央防疫対策本部は15日、エムポックスの新しい感染者が15人確認され、国内での感染確認はあわせて75人になったと発表しました。
今回、感染が確認された15人は、いずれも症状が現れる前の3週間以内に海外への渡航歴はなく、市中感染したとみられています。
感染者数の推移をみますと、4月第3週に15人、第4週に16人、5月第1週に16人、第2週に15人となっています。
保健当局は今月8日から、重症化するリスクが高い人を対象に、エムポックスのワクチン接種を行っていて、14日現在、932人がワクチンを接種したということです。
エムポックスのワクチン接種を行っている医療機関は、現在全国に33か所あり、保健当局は、ワクチンの接種を希望する人が増えていることを受け、今後ソウルや首都圏を中心に、ワクチン接種が可能な医療機関を増やしていく考えです。