5日の子ども日からの3連休は、全国的にことしに入ってもっとも激しい雨が降ると予想されることから、行政安全部は3日、対策を協議しました。
行政安全部は3日午後、世宗(セジョン)市にある政府庁舎で関係省庁や自治体との対策会議を開き、子どもの日の連休の大雨に備えた安全管理計画を議論しました。
まず、大雨による土砂災害で人的被害が懸念される場所について監視を強化し、危険な状況になる前に住民を避難させる方針です。
また、半地下住宅や傾斜地の太陽光パネルなど、人的被害の懸念があると指定された場所の事前点検を徹底するよう指示しました。
なかでも、連休を迎え、キャンプ客などでにぎわう山間部の渓谷などで事故が起きないよう、点検を指示しました。
気象庁によりますと、4日から6日までに降る雨の量は▲済州島、南海岸、智異山(チリサン)付近で最大150ミリ(済州島山間部は400ミリ以上) ▲中部、全羅道(チョンラド)(南海岸除く)、慶尚北道(キョンサンブクト)北部、慶尚南道(キョンサンナムド)(南海岸除く)で最大100ミリ(首都圏や江原道(カンウォンド)西部は120ミリ以上) ▲慶尚北道南部、鬱陵島(ウルルンド)、独島(トクト)で最大60ミリと見込まれています。
行政安全部の関係者は、「人的被害が出ないよう関係機関と総力を挙げて対応する」としたうえで、気象情報をチェックし、川沿いや山間部の渓谷など危険な場所への訪問はなるべく避けるよう呼びかけました。
★2023年5月12日修正