旧日本軍の関与によって慰安婦となり被害を受けた女性が2日、亡くなりました。政府に登録されている元慰安婦240人のうち、生存者は9人となりました。
慰安婦支援団体の「正義記憶連帯」は2日、元慰安婦の1人が亡くなったと明らかにしました。
この女性は名前を公表しておらず、葬儀は非公開で行われるということです。
女性家族部の金賢淑(キム・ヒョンスク)長官は、被害者と遺族に弔意を示したうえで、「女性家族部は、被害者が平和な余生を送られるよう、きめ細かにケアし、被害者の名誉と尊厳の回復のための記念事業も引き続き推進していく」と語りました。
現在、政府に登録されている元慰安婦は合わせて240人で、このうち231人が亡くなり、生存者は9人で、1桁となりました。
生存者9人の平均年齢は、94.4歳です。