退任後、慶尚南道(キョンサンナムド)梁山(ヤンサン)の平山(ピョンサン)村で暮らしている文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が26日、自宅近くに本屋をオープンしました。
文前大統領は、退任からおよそ1年を迎え、自宅近くの警護エリア内に「平山チェッパン」という名前の本屋をオープンしました。
文前大統領は昨年末に8億5000万ウォンで一軒家を購入し、改装工事を行いました。
この本屋には、文前大統領のおすすめをはじめ、社会科学、エッセイなど10の分野の3000冊あまりの本が置かれています。
片隅には、文前大統領が寄贈した1000冊あまりの本からなる「小さな図書館」も設けられました。
本屋を訪れた40代の夫婦は、「小さな空間ではあるが、さまざまな本が置いてあり、ぬくもりが感じられる」と話していました。
営業時間は午前10時から午後6時までで、定休日は月曜日です。
文前大統領自身も1日のうち、決まった時間に店に出て、客を迎えます。
オープン日には、午後3時すぎから40分あまりにわたって接客を行いました。
濃紺のジャケットとジーンズ姿でレジカウンターに立ち、本のバーコードを読み取って会計を行っていました。
文前大統領は、読書会を開くなどして、住民とのコミュニケーションを増やしていく考えです。