在留期限を過ぎて韓国に不法滞在する人は、先月末の時点で、およそ41万4000人となり、これまででもっとも多くなったことがわかりました。
法務部の出入国外国人政策本部が26日に発表した3月の統計によりますと、ビザの期限が切れても更新せず韓国に在留し続ける不法滞在者は、前の月より9015人増えて 41万4045人だったということです。
不法滞在者の数は、去年9月末に初めて40万人を超えました。
先月末の時点で、韓国に滞在していた外国人は233万5595人で、このうちおよそ5人に1人が不法滞在者だったことになります。
在留資格の種類別では、留学ビザや語学研修ビザで韓国に入国した外国人に占める不法滞在者の割合がもっとも高くなっていました。
一方、韓国に滞在する外国人全体の数は、10年前の2013年は158万人で、その後増加を続け、2019年には252万人ともっとも多くなりましたが、新型コロナの影響で2021年には196万人に急激に減りました。
昨年末から再び増加し、先月末には、前の年の同じ月に比べて18.8%増えて233万5595人となっています。