1960年に起きた、独裁政権に反対する民衆デモ「4.19革命」と、1890年代半ばの農民一揆「東学農民革命」の記録が、ユネスコの記憶遺産に登録される見通しとなりました。
文化財庁は17日、先月開かれたユネスコ国際諮問委員会との会議で、4.19革命と東学農民革命(甲午農民戦争)の記録物を記憶遺産に登録するよう勧告を受けたと明らかにしました。
4.19革命は、1960年に李承晩(イ・スンマン)政権の長期独裁政治に反発した学生や市民が行なった民衆デモで、その記録物には1960年2月に大邱(テグ)で開かれた集会から、不正選挙に反対するため4月19日に開かれた大規模なデモまで、一連の流れが記録されています。
東学農民革命は、1894年から1895年まで、李氏朝鮮で起きた農民による乱で、この記録物には、腐敗した指導層や外部勢力の侵略に反発し、平等で公正な社会を目指して起こした民衆の反乱に関して記録されています。
登録が勧告された4.19革命と東学農民革命の歴史的資料は、来月10日から24日まで開かれるユネスコの執行委員会で、最終的に登録が承認されます。登録が承認されれば、韓国の記憶遺産は全部で18件になります。