UAE=アラブ首長国連邦を国賓訪問している尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は16日、UAEのムハンマド大統領と共に、韓国が建設したバラカ原子力発電所を訪ねました。
アブダビから西におよそ270キロ離れたバラカにあるこの原発は、UAE初の原発で、韓国が初めて海外に輸出した原発でもあります。2020年に操業を始めました。
現在、1号機から4号機のうち、1、2号機のみ稼働していて、4基すべてが稼働すれば、UAEの電力需要の25%を供給できるということです。
バラカ原発を訪ねた尹大統領は、「バラカ原発は、韓国とUAEの『特別戦略パートナー関係』の大きな象徴といえる」と語りました。
そして、「バラカ原発の成功をもとに、両国が力を合わせ、新たな原発建設や第三国への共同進出など、さらなる成果を見出すべきだ」と述べました。
尹大統領はまた、「今回の国賓訪問が、韓国とUAEが、原子力だけでなく水素や再生可能エネルギーなど、包括的かつ戦略的なエネルギーにおける協力策を模索するきっかけになることを願う」と話しました。