国防部は4日、ソウル龍山(ヨンサン)にある韓米連合軍司令部の本部をソウル南方の京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)にあるアメリカ軍基地「キャンプ・ハンフリーズ」に移転するための作業を始めると明らかにしました。
韓米連合軍司令部は1978年以来、44年間にわたって龍山基地に駐屯していましたが、両国は2019年6月の国防相会談で連合軍司令部の平沢移転に合意し、移転に向けた準備を進めてきていて、去年12月に開かれた両国国防相による定例安保協議で、今年中に移転を完了することで合意しています。
移転作業は今月末まで行われ、韓米連合軍司令部は来月、移転の完了を記念する行事を開く予定です。
韓国国防部は、「連合軍司令部は韓米同盟の象徴であり、連合防衛体制の中核だ。今回の移転を機に、韓米連合軍司令部は同盟の精神を強化し、作戦の効率を上げ、より強力な連合防衛体制を構築する」としています。