韓国軍制服組トップの金承謙（キム・スンギョム）合同参謀本部議長とアメリカ軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長が3日、オンラインで会談し、北韓が7回目の核実験に踏み切った場合、アメリカの戦略資産の適時展開に積極的に協力することで一致しました。 
合同参謀本部によりますと、両議長は会談で、韓半島の安全保障状況について評価を共有し、韓米間の緊密な連携の必要性と域内の軍事協力強化の重要性について意見交換したということです。
なかでも、北韓が7回目の核実験に踏み切った場合、アメリカの戦略資産の適時展開などを含む共同対応によって、韓米同盟の断固とした決意と協力を示し、拡張抑止の実行力の向上に積極的に協力することで一致しました。
また22日から始まる下半期の合同軍事演習「乙支（ウルチ）フリーダムシールド」と野外機動訓練を通じて韓米連合防衛態勢の強化に総力を傾けることにしました。
金議長は、アメリカ統合参謀本部の積極的な支援は、韓米連合防衛態勢の強力な支えとなっているとして、ミリー議長に感謝の意を伝えました。
これに対してミリー議長は、「この70年あまりの間、韓国に対するアメリカの安全保障の約束は固く守られてきた。これは今後も変わりなく続くだろう」と述べました。
今回の会談は、下半期の合同軍事演習を前に、北韓の核実験などの挑発に対する連携と韓米の制服組トップ間の意思疎通を強化するために行われました。