韓国の人気アイドルグループ、BTS(防弾少年団)の兵役問題をめぐって、李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は、兵役中にも海外公演などで活動できる可能性を示しました。
李長官は1日、国会で、BTSの兵役に関する質問に対し、「国益の観点で、公演を継続できる機会を与える方法があると思われる」として、入隊後も練習をしたり、海外公演で活動したりする方法があるという考えを示しました。
また、兵務庁の李基植(イ・ギシク)庁長は、「まずは代替服務という枠組みでみている」として、兵役免除の可能性については否定的な見方を示しました。
李庁長は、文化・芸術分野の国際コンクールで受賞した者は兵役が免除されるものの、アメリカ・音楽賞の「ビルボード・ミュージック・アワード」や「グラミー賞」などは除外されているという指摘について「大衆文化の芸術者を対象に加えることは、兵役特例の全体的な枠組みを壊しかねないため、慎重に検討している」と答えました。