尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1日から5日間の夏休みに入りましたが、保養地訪問を取りやめてソウルにとどまり、国政運営の構想づくりに入ったもようです。
複数の与党、大統領室の関係者によりますと、尹大統領は、休暇中の地方への旅行は行わないことに決めたということです。
主にソウル市瑞草(ソチョ)区の自宅で過ごし、5月の就任以降およそ80日間の歩みを振り返り、今後の国政運営を構想するとともに、各界関係者の助言を聴くものとみられます。
歴代大統領が休暇を過ごした南部・慶尚南道(キョンサンナムド)巨済(コジェ)市の猪島(チョド)に3日ほど滞在して休憩を取ることも検討されましたが、最終的に取りやめたもようです。
最近の世論調査で、尹大統領の支持率は20%台に下がっており、与党「国民の力」と政府、大統領室の刷新を求める声が高くなっているなか、のんびり休暇を楽しんでいる場合ではないと判断したものとみられます。