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政治

与党、執行部が相次いで辞任 非常対策委員会体制に移行か

Write: 2022-08-01 11:42:10Update: 2022-08-01 11:57:35

与党、執行部が相次いで辞任 非常対策委員会体制に移行か

Photo : YONHAP News

保守系与党「国民の力」の権性東(クォン・ソンドン)党代表職務代行兼院内代表は31日、代表職務代行を退き、党を非常対策委員会体制に移行させる考えを明らかにしました。
権氏は31日、「党が厳しい危機に直面した。党代表職務代行として責任を痛感する。早期に非常対策委員会体制に移行させるためにすべての努力を傾ける」と述べました。
「国民の力」は、性接待を受けた証拠の隠滅を教唆した疑惑で李俊錫(イ・ジュンソク)党代表が党員資格停止6か月の懲戒処分を受け、権氏が先月8日から代表職務代行を務めて党を率いてきました。
しかし、大統領室のスタッフの「コネ採用」をめぐる失言や尹大統領との対話アプリでのやり取りの内容が流出した問題などで党内で反発が広がっているうえ、党の刷新を求めて最高委員が相次いで辞任しており、権氏も代表職務代行の役割を続けることは不可能と判断したものとみられます。
与党では、31日までに最高委員7人のうち3人が辞任しています。
しかし、非常対策委員会体制への移行も順調ではない見通しです。
全国各地をめぐり、支持を訴えている李俊錫代表は、自らの復帰を妨げる非常対策委員会体制移行への動きについて、「党の指導部が権力欲に目がくらみ、正気を失っている」と批判し、反発しています。
また、親李俊錫派を中心に辞任を拒んでいる最高委員もいるほか、党憲・党規では非常対策委員長の任命は党代表か代表権限代行のみが可能となっており、新たな論争が起こる可能性があるとみられ、内紛はしばらく続く見通しです。
一方、大統領室は、「刷新を求める声に耳を傾けている」としながらも、与党の執行部の相次ぐ辞任表明については、「今の時点では申し上げる言葉がない」と述べるにとどまっています。

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