尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の国政運営に関する世論調査で、就任後初めて肯定的な評価が30%を下回りました。
世論調査会社「韓国ギャラップ」が、今月26日から28日にかけて、全国の18歳以上の1000人を対象に調査を行ったところ、尹大統領の国政運営について、「うまくやっている」と答えた人は28%で、「うまくやっていない」と答えた人は62%でした。
尹大統領の国政運営に対する肯定的な評価は、6月の第2週には53%でしたが、1か月以上下落を続け、先週32%でいったん下げ止まりましたが、今週さらに下落し、5月10日の就任以来初めて30%を下回りました。
与党の伝統的な支持基盤である大邱(テグ)と慶尚北道(キョンサンブクド)でも下落が目立ち、否定的な評価は47%で、肯定的な評価40%を上回っています。
不支持の理由は「人事」が21%で最も多く、「経験と資質の不足・無能」、「独断的・一方的」、「コミュニケーション不足」などが続いています。
韓国ギャラップは、今回の結果について、行政安全部の中に警察局を新設する問題や与党内の内紛などが反映されたものだと説明しています。
朴槿恵元大統領の支持率が初めて30%を下回ったのは、就任後2年が過ぎた2015年1月で、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は、任期最後の年である2021年4月でした。
今回の調査の信頼水準は95%、標本誤差は±3.1ポイントです。
詳しい世論調査の結果は、韓国ギャラップと中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。