尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は22日、北韓の核実験の動向に関し、記者団に「北韓は決心さえすればいつでも核実験を行える状態にあるとみている」との見方を示し、「対応する準備は整っている」と述べました。
北韓の核実験の動向をめぐっては、アメリカ国防総省が現地時間の20日、「北韓が北東部豊渓里(プンゲリ)の核実験場で早ければ今月中にも核実験を行うための準備を終えた」との見方を示しています。
アメリカ国防総省のマーティン・メイナード報道官は20日、「核実験の可能性に対するアメリカの見方は、最近の北韓の声明と一致する」とし、「こうした情報を同盟国と共有し、同盟国・パートナー国と緊密に調整する」と明らかにしました。
これに先立って、北韓の労働党機関紙「労働新聞」は18日、「われわれの自衛的核抑止力は信頼でき、効果的」と主張していて、北韓が「戦勝節」とする韓国戦争の休戦協定締結日の今月27日を前後して核実験に踏み切る可能性があるとみられています。