尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の夏休みについて、大統領室が「懸案が山積していてまだ夏休みのことを考える余裕がない」と話しました。 
大統領室の報道官は21日、定例の会見で尹大統領の夏休みについて、「尹大統領が休暇を取ることができるか、バカンスに行くとしたらどこに行くかについては、まだ決まったことはない。下請け業者の労働組合が長らくストライキを続けている大宇（テウ）造船海洋の問題など、懸案が山積していて、尹大統領はまだ夏休みのことを考える余裕がない」と説明しました。
この報道官は、「尹大統領は働くときは全力で働き、休むときはしっかり休むという考えの持ち主だが、いまは休みのことを考える状況ではない」と付け加えました。
尹大統領は同じ日の朝、出勤中に記者から「夏休みの計画を立てたか」と聞かれると、「まだ計画を立てていない。いろいろな厳しい状況が解消されれば考える」と答えました。
また「歴代の大統領は夏休みを慶尚南道（キョンサンナムド）巨済（コジェ）の猪島（チョド）で過ごしていたそうだが、巨済には大宇造船海洋の造船所があることから、様子を見ている」と話しました。