朴振(パク・ジン)外交部長官は20日、アメリカ政府がオンラインで開いたサプライチェーンに関する閣僚級の国際会議に参加し、韓国の対応を紹介しました。
外交部によりますと、朴長官は産業通商資源部の安徳根(アン・ドクグン)通商交渉本部長とともに、20日、サプライチェーンに関する閣僚級の国際会議に参加しました。
会議は、アメリカのブリンケン国務長官とレモンド商務長官が主催し、19日と20日の2日間、開かれ、韓国をはじめ、日本、EU=ヨーロッパ連合、フランス、ドイツなど18か国が参加しました。
会議で各国は、短期的なサプライチェーンの混乱への対応や長期的なサプライチェーンの回復力の確保に向けて進めてきた政策などを共有し、グローバル・サプライチェーン協力共同宣言を採択しました。
宣言文では、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)、戦争、紛争、気候変動、自然災害などによる衝撃に対応するため、グローバル・サプライチェーンを強化する必要があるという内容が盛り込まれました。
協力の原則としては ▲透明性 ▲多角化 ▲安全性 ▲持続可能性が掲げられました。
朴長官は会議で、韓国が進めてきた政策として、去年、中国が尿素水の輸出前検査を義務付けたことで、ディーゼル車に必要な尿素水の品薄現象が深刻化した事態以降、構築した「在外公館のネットワークを活用した早期警報システム」を紹介しました。
このシステムは、主要品目のサプライチェーンの混乱を事前に察知し、先取りして対応するためのものだと説明されました。