李鐘燮（イ・ジョンソプ）国防部長官が今月末にアメリカを訪問し、アメリカのオースティン国防長官と会談することがわかりました。
軍の関係者によりますと、李長官は、韓国戦争の休戦協定が締結された日の今月27日にアメリカ・ワシントンで行われる韓国戦争戦没者を悼む「追悼の壁」の除幕式に出席するのに合わせて、オースティン長官と会談するということです。
李長官とオースティン長官は、先月11日にもシンガポールで開かれたアジア安保会議に合わせて会談しており、韓米の国防相が2か月連続で会談するのは、異例のことです。
今回の会談で両長官は、5月の韓米首脳会談の共同声明に盛り込まれた拡大抑止の実戦能力を高める後続措置などについて話し合うものとみられます。
なかでも、先週アメリカ空軍のステルス戦闘機F-35Aが参加して実施された韓米合同演習のようなアメリカの戦略兵器の韓半島での展開を含め、来月始まるコンピューターシミュレーション方式の合同指揮所訓練（CCPT）に合わせて両軍の兵力を動員して野外で行われる機動訓練についても意見交換を行うものとみられます。
また、オースティン長官は、先月行われた韓米国防相会談で李長官に対し、ウクライナの武器が不足している状況だと話しており、今回も間接的に武器の支援を要請する可能性があります。