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政治

脱北者の北への送還は194人 2010年以降

Write: 2022-07-15 12:45:24

脱北者の北への送還は194人 2010年以降

Photo : YONHAP News

北韓住民が韓国入りしたのは、2010年以降に67回、276人で、このうち亡命の意思を示して韓国に定着したのは82人であることがわかりました。
統一部がまとめた報告書によりますと、残りの194人は北韓に送還されましたが、このうち、2019年11月に領海内で韓国当局に身柄を拘束された北韓の漁師2人を除いては、板門店(パンムンジョム)で北韓側に引き渡す際、激しく抵抗した人はいなかったということです。
韓国入りした北韓住民は、漁船に乗って南下した場合が多く、船が壊れた場合は、南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)から北への送還が行われていて、統一部はこの際、記録を残すため写真撮影をしてきました。
統一部関係者は、「過去の写真をみると、2019年11月の脱北者のように北韓に引き渡されないよう強く抵抗することはなかった。ほとんどが淡々と歩いて北韓に戻り、なかには万歳を叫ぶ人もいた」と話しています。
また北韓住民が韓国に亡命するかどうかの意思確認について、真意かどうかを判断して対応した例はめずらしい」ということです。
文在寅(ムン・ジェイン)前政権当時の2019年11月、北韓の漁民2人が船内で乗組員16人を殺害して韓国に入りましたが、韓国当局は2人が亡命の意思を示したものの真意ではなかったと判断して、北韓に強制送還しています。
統一部が今月12日に公表した当時の写真には、北韓への引き渡しに抵抗する様子がとらえられていて、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は、当時の文在寅政権の対応を非難しています。

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