朴振(パク・ジン)外交部長官は、ソウルの日本大使館公報文化院に設けられた安倍元首相への焼香所を、11日、弔問に訪れました。
朴振外交部長官は11日午前9時半、日本大使館公報文化院に設けられた焼香所を訪れ、「日本の憲政史上最も長く首相を務め、日本の政治史に大きな足跡を残した安倍晋三元首相を失った遺族と日本国民に対して、深い哀悼の意を表します」と芳名録に記帳しました。
そして、「韓日両国は民主主義と市場経済を共有する非常に重要な協力パートナーだ。韓日関係の回復がわれわれの共同利益に合致すると信じ、関係改善に努めていく」と強調しました。
また自身の日本訪問の日程については、「日本の国内事情を勘案し、互いに都合の良い時期に実現することを期待している」と語りました。
韓日両政府は、朴振長官の6月の日本訪問を調整しましたが、見送っていました。
このほか、近く日本に赴任する尹徳敏(ユン・ドクミン)駐日大使や、李洪九(イ・ホング)元国務総理、康仁徳(カン・インドク)元統一部長官らも弔問に訪れました。
さらに尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領も大使館を訪問する予定です。
ソウルの日本大使館は11日から安倍元首相の弔問を受ける焼香所を設置していて、一般市民による弔問も相次いでいます。