尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、先週、凶弾に倒れて亡くなった日本の安倍晋三元首相の、ソウルの日本大使館の焼香所を弔問する予定です。
また尹大統領は、韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理をはじめ、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長や重鎮議員らで構成された弔問使節団を、日本に派遣するということです。
弔問使節団の派遣について、大統領室の関係者は、「尹大統領が直接日本を訪れる計画はないが、哀悼の意をしっかり伝えられる人たちを、派遣することにしたと思われる」と説明しています。
弔問使節団が「大統領特使」として派遣されるのかについては、「現時点では政府代表団であり、特別な意味づけをする必要はない」と述べました。
弔問使節団の訪日の時期は、安倍元首相の家族葬が執り行われる12日以降になる予定です。
これを前に尹大統領は、安倍元首相が亡くなった8日、昭恵夫人に宛てて弔電を送り、「日本の憲政史上、最も長く内閣総理大臣を勤め、尊敬を受けた政治家を失くした遺族と日本国民に対して哀悼と慰めのことばを送ります」と述べています。