北韓が近く7回目の核実験に踏み切るのではないかとして、韓半島の緊張が高まるなか、韓国空軍は20日から24日までの5日間、空中総合訓練「ソアリング・イーグル」を行います。
今回の訓練には最新鋭ステルス戦闘機「F35A」をはじめ、戦術統制機「KA1」、早期警戒管制機「E737」など航空機70機と要員200人あまりが参加します。
敵の航空機による大規模な奇襲攻撃を想定したシナリオに沿って、味方の「ブルーエア」と仮想の敵軍「レッドエア」に分けて訓練を行います。
遠距離から敵の航空機を探知・識別・迎撃する防御作戦、敵の核心戦力とミサイル発射基地を打撃する大規模な攻撃訓練なども実施されます。
「ソアリング・イーグル」は、2008年から年に2回定期的に行っている韓国空軍単独の大規模空中総合訓練です。
南北の和解ムードが広がっていた2018年からは訓練を実施することを外部に公表していませんでしたが、今回5年ぶりに公開することになりました。
最近、北韓による挑発がエスカレートしていることを受けて、北韓に対して警告のメッセージを発することが狙いです。