日本駐在の姜昌一(カン・チャンイル)韓国大使が16日、離任のあいさつのため外務省を訪れ、林芳正外相と面会しました。
日本の外相との面会は、姜大使が去年1月、日本に赴任して以来、1年半ぶりに初めて実現しました。
駐日韓国大使館によりますと、姜大使は16日、離任のあいさつのため外務省を訪れ、林外相と30分ほどにわたって面会したということです。
面会で姜大使は駐日大使として勤務した感想などを語り、林外相は「お疲れ様でした」とねぎらったということです。
駐日韓国大使は赴任後、日本の首相、外相とそれぞれ面会するのが習わしとなっていましたが、文在寅(ムン・ジェイン)政権で任命された姜大使は去年1月に赴任して以降、首相、外相との面会が実現されず、今回初めて外相と面会しました。
徴用工など歴史問題をめぐって両国関係が冷え込み、日本側が面会を拒否してきたためです。
姜大使の後任に任命された尹徳敏(ユン・ドクミン)元国立外交院長は近く、赴任する予定です。