GSOMIA=韓日軍事情報包括保護協定をめぐる問題について、外交部は15日、「両国間のほかの懸案とともに総合的な解決策を模索しなければならない」という認識を示しました。
GSOMIAは、韓国と日本が安全保障上の機密情報を共有する目的で2016年11月に結んだ、軍事分野で初めての協定です。
外交部の当局者は15日、記者団に対して、「最近、北韓のミサイルの脅威や域内の不安定性が増し、安全保障分野での韓日米3か国の連携の重要性が高まっていることなどを考慮し、3か国間で実質的で効果的な安全保障での協力が行われる必要がある」としたうえで、GSOMIAをめぐる問題について、「両国間のほかの懸案ととともに総合的な解決策を模索しなければならない」と述べました。
外交部が、「総合的な解決策の模索」に言及したのは、日本も輸出管理強化の問題の解決に向けた意志を示すべきだと強調したものとみられます。
韓国は日本による輸出管理の強化に対抗して、2019年8月に日本側にGSOMIAの終了を通告しましたが、その後アメリカの要求を受け、同じ年の11月22日、終了通告の効力を停止させています。