新型コロナウイルスの感染者は3日午前0時までに新たに1万2542人が確認されました。
重症患者数は160人、新たな死者数は17人でした。
新型コロナの感染状況が落ち着いてきているという判断から、日常回復に向けた政府の規制緩和にもスピードがつき始めました。
韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理は3日、政府ソウル庁舎で開かれた新型コロナ中央災害安全対策本部の会議で、「安定的な防疫状況や医療対応能力を考慮し、日常回復の幅を広げ、国民の不便を最小化していく」としたうえで、海外入国者に対する隔離措置は、ワクチンの接種を完了していない人を含めて、8日から解除する方針を明らかにしました。
韓総理は、「まず水際対策を見直す。これまではワクチンの接種を完了していない人が海外から入国する場合は、7日間の隔離が義務付けられたが、8日からはこうした措置をすべて解除する」と説明しました。
また国際線の運航も早急に正常化します。
現在、仁川(インチョン)空港は、航空機の便数や飛行時間の制限のため、航空需要に弾力的に対応できていませんが、仁川空港に離発着する航空機の規制を8日から全面的に解除し、航空需要に合わせた対応ができるようにするということです。
ただ、防疫管理に抜け穴が生じないよう、入国前に受けるPCR検査または迅速抗原検査、入国後3日以内に受けるPCR検査は、これまで通り義務付けることにしました。
一方、韓総理は、全国の保健所などで専門家のカウンセリングを受けられるようにするなど、コロナ禍でのメンタルヘルスへの支援も強化する方針を明らかにしました。