6月末からアメリカ・ハワイ沖で行われる国際海上訓練、リムパック=環太平洋合同演習に参加するため、韓国海軍の訓練戦団の出港式典が開催されました。
韓国海軍は31日午前、済州(チェジュ)海軍基地で海軍作戦司令官が主宰して訓練戦団の出港式を行いました。
韓国海軍が、アメリカ主催の環太平洋合同演習に参加するのは17回目で、今回は過去最大規模の戦力が参加します。
参加戦力には大型輸送艦「馬羅島(マラド)」(1万4500トン級)、イージス駆逐艦「世宗大王(セジョンデワン)」(7600トン級)、「文武大王(ムンムデワン)」(4400トン級)の艦艇3隻、潜水艦「申ドル石(シン・ドルソク)」(1800トン級)に、海上哨戒機P-3(1機)、海上作戦ヘリコプターLYNX(2機)、そして韓国型上陸突撃装甲車(KAAV)9両が含まれました。
海兵隊上陸軍の1個中隊、特殊戦団4チーム、機動建設戦隊など将兵1000人あまりも派遣されました。
また、これまでは海軍環太平洋訓練戦団長を大佐が務めてきましたが、今回はアン・サンミン准将が指揮を執ります。
1971年に始まり、ことしで28回目を迎える環太平洋合同演習は、連合戦力の相互運用や作戦能力の向上と、太平洋沿岸に位置する国家間の海上交通の保護、脅威に対する共同対処能力などを増進するために、アメリカ海軍の主催で2年に1度行われています。
ことしの演習は6月29日から8月4日まで行われ、アメリカをはじめ、オーストラリア、カナダ、日本など26か国の艦艇38隻、潜水艦4隻、航空機170機、兵力2万5000人あまりが参加する予定です。