尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は12日、外交部長官に指名した朴振（パク・ジン）氏と行政安全部長官に指名した李祥敏（イ・サンミン）氏の任命案をそれぞれ承認しました。 
国会での人事聴聞会は行われたものの、野党の反対で人事聴聞報告書が採択されていない長官候補5人のうち、外交と国内の行政をそれぞれ担当する長官の任命を強行したものです。
任命を急いだ背景には、今月21日の韓米首脳会談を準備しなければならない外交部と、新型コロナへの対応や地方選挙を管理しなければならない行政安全部のトップを空席のままにしておくことはできないためです。
尹大統領は最大野党「共に民主党」が人事聴聞報告書の採択に同意するとことを表明している中小ベンチャー企業部長官や産業通商資源部長官の任命も12日の午後、閣議の前に、行う予定です。
この2人を任命すれば、18ある閣僚ポストのうち、尹大統領が任命した新政権の閣僚は合わせて11人になります。
閣議は、構成員の過半数以上の11人が出席すれば開くことができるため、12日午後には新たに任命された閣僚だけで尹政権初の閣議が開催できるとみられます。