尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は11日、情報機関のトップ・国家情報院長に金奎顕(キム・ギュヒョン)元国家安保室第1次長を指名しました。
金氏は外交官出身で、廬武鉉(ノ・ムヒョン)政権で国防部の国際協力官として戦時作戦統制権の移管問題などを担当しました。
朴槿恵(パク・クネ)政権では外交部第1次官、大統領府外交安保首席秘書官兼国家安保室第2次長を歴任しました。
金氏は文在寅(ムン・ジェイン)前政権に入って、2014年4月の旅客船セウォル号沈没事故当日、朴大統領に報告した時刻の捏造などに関与した疑いで検察の捜査を受けましたが、罪には問われませんでした。
国情院長候補は、国会情報委員会の人事聴聞会を経て任命されます。