北韓が近く核実験を行う可能性があるという観測が出ていることを受けて、韓国軍当局は危機管理緊急対応チームを稼働しました。
軍当局は10日、国防部の対北韓政策官を団長とする、国防部-合同参謀本部危機管理タスクフォースの運用をスタートしました。
このタスクフォースには、国防部と合同参謀本部の主要な関係者が参加していて、北韓が核実験や各種のミサイル発射などが行った場合に迅速に対応する役割を担っているということです。
軍関係者は「北韓の核実験の動向を注視しており、核実験に備えた確固たる準備態勢を維持している」と語っています。
一方、軍と情報当局は、北韓が尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の発足に合わせて、近く7回目の核実験を行う可能性が高いと判断しています。
北韓は4日、ICBM=大陸間弾道ミサイルとみられるミサイルを発射したのに続き、7日にはSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを潜水艦から発射しました。