世界のジャーナリストでつくる非政府組織「国境なき記者団」が、毎年、各国の「報道の自由」について調査する「世界報道自由度ランキング」で、韓国はことし、180の国と地域のうち去年より1ランク下がって43位となりました。
国境なき記者団は、韓国について、39位のオーストラリア、71位の日本とともに「巨大な企業集団がメディアに対する影響力を拡大している。このような影響力は、メディアの自己検閲を促しかねない」と批判しました。
報道自由度が最も高かったのはノルウェーで、2位デンマーク、3位スウェーデンと北ヨーロッパがトップ3を占めていました。
一方、報道自由度が最も低かったのは北韓でした。北韓は報道自由度が5段階のうち最も低い「非常に悪い」で、ほかにもロシア（155位）、中国（175位）など合わせて28の国と地域がこのグループに分類されています。