尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領は、アメリカのバイデン大統領の韓国訪問について、「韓米同盟がさらに包括的に強化される良い機会だと考える」と述べました。
尹氏は27日、アメリカのシンクタンク・ヘリテージ財団の創立者の一人、エドウィン・フュルナー氏と面会し、そのなかで「バイデン大統領の韓国訪問は、韓米同盟がさらに包括的に強化される良い機会だと考える」と述べました。
尹氏がバイデン大統領の韓国訪問について公に言及したのは初めてです。
韓米両政府は、尹氏とバイデン大統領が来月21日に初めての首脳会談を行う方向で調整を進めています。
尹氏は、「韓国に関するアメリカの政策を見れば、ヘリテージ財団のようなシンクタンクが、どんなに深く研究して政府に提案したかがわかる。いまのよい韓米関係もその結果だ」と話しました。
これに対してフュルナー氏は、「バイデン大統領がもうすぐ初めてのアジア歴訪に入るが、そのなかでも、最初の訪問先が韓国だということは大きな意味がある」と話しました。
また「ことしは韓米が国交を樹立してから140年という節目の年だ」としたうえで、「アメリカの大統領がそれを意識して、韓国を訪れることは意味がある」と強調しました。