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政治

文大統領 「安倍政権時代に右傾化進んだ」

Write: 2022-04-27 11:53:47Update: 2022-04-27 15:33:28

文大統領 「安倍政権時代に右傾化進んだ」

Photo : YONHAP News

5月9日に退任する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日に放映されたJTBCテレビとのインタビューで、安倍晋三元首相について、「安倍政権時代、韓日関係が悪化し、日本の右傾化が進んだのは明らかだ」として、「安倍元首相は礼儀正しい日本人だったが、リーダーシップについては評価したくない」と述べました。
文大統領は日本との関係について、「1998年に当時の小渕首相と金大中(キム・デジュン)大統領が発表した韓日共同宣言を発展させるべく、韓国はこれまでのどの政権も取り組んできた」としたうえで、「変わったのは日本だ。日本がどんどん右傾化して態度が変わった。韓日共同宣言を継承すると口で言っておきながら継承していない」と述べました。
文大統領は、次の政権での日本との関係については、「変化があるかどうか楽観視はできない」と述べました。
またインタビューの中で文大統領は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領が北韓への先制攻撃に言及したことについて、「国家指導者として適切ではない」と指摘しました。
このところ北韓が挑発行為を続け、文政権が提唱した韓半島平和プロセスが結果的に効果を出せなかったという指摘については、「ではこの5年間の平和はどこに行ったのか」と反論し、「李明博(イ・ミョンバク)政権や朴槿恵(パク・クネ)政権など保守系政権下では韓国哨戒艦撃沈事件や延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件など南北間の軍事衝突があった。革新系の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権と現政権では衝突はなかった。なのに革新系政権は安保に無能だというレッテルを貼られている」と述べました。
韓半島問題を韓国が主導するという「運転者論」は虚構だったという指摘については、「政権発足初期は北の核実験などが繰り返され、戦争危機が高まっていた。これを解消して対話局面に転換させたことについては、私もアメリカのトランプ前大統領も正当な評価を受けなければならない」と強調しました。

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