韓国の国防部とアメリカの国防総省は、宇宙政策の発展のための宇宙政策共同研究に合意しました。
韓米の軍当局は25日(現地時間)、アメリカ・ワシントンで開かれた韓米局長級国防宇宙協力会議(SCWG)で宇宙政策共同研究の合意文書に署名しました。
国防部によりますと、今回、署名された合意文書は韓米軍当局間で初めて宇宙政策の発展方向を示した公式文書で、日々高まる宇宙安全保障上の脅威に備え、同盟国間での宇宙対応能力強化のための具体的な推進課題が盛り込まれているということです。
韓米宇宙政策共同研究は2020年2月に開かれた会議で韓国側が提案したもので、その後2年間の議論を経て、今回の会議で最終合意しました。
合意文によりますと、両国は宇宙協力の戦略的価値の達成と共同の宇宙対応能力の強化のために▲宇宙領域に対する共通認識のための情報共有、▲演習や訓練参加などを通じた宇宙専門人材の養成、▲相互運用性向上を通じた連合宇宙作戦遂行能力の向上など国防宇宙協力を続けていくことにしました。
両国はまた、定期的に開かれている韓米局長級国防宇宙協力会議を通じて、宇宙政策共同研究が実行力のある政策となるように、履行状況を点検していくことで一致しました。
韓米局長級国防宇宙協力会議は2012年10月、韓米安保協議会議(SCM)で国防宇宙協力会議の約定が結ばれ、翌年からことしまで合わせて18回開催されました。