尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領が日本に派遣した政策協議代表団が24日、成田空港に到着し、日本訪問日程をスタートしました。
次期与党「国民の力」の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国会副議長が率いる政策協議団は、24日から5日間日本に滞在し、外務省をはじめ政界や財界、メディア界、学界の関係者らと韓日関係や対北韓政策、韓日米協力などについて話し合う予定です。
鄭副議長は、日本に到着した直後に尹氏の親書の内容について質問を受け、「新たな韓日関係に対する尹次期大統領の意志や期待、日本の前向きな反応に対する期待などが盛り込まれた親書だ」と明らかにしました。
また、27日に岸田文雄首相との面会が実現するかについては、「返事を待っている状態だ」と説明しました。
鄭副議長は24日、仁川空港の出国ゲートで、「尹次期大統領は、最悪の状態で放置されてきた韓日関係を改善し、正常化するのが韓国の国益につながるとの認識を持っている」としたうえで、「長期間放置されてきた韓日関係の早期改善と、両国の共通利益に向けて共に取り組むべきだとする尹次期大統領の考えを伝える計画だ」と明らかにしました。
代表団は、日本側との本格的な政策協議に先立ち、21年前にJR新大久保駅のホームから転落した日本人を救助しようとして命を落とした韓国人留学生、故李秀賢(イ・スヒョン)氏を追悼するため、新大久保駅を訪れ、訪日日程を開始しました。