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政治

国会、韓国銀行総裁候補の人事聴聞報告書を採択

Write: 2022-04-20 10:51:01Update: 2022-04-20 10:56:06

国会、韓国銀行総裁候補の人事聴聞報告書を採択

Photo : YONHAP News

韓国の中央銀行に当たる韓国銀行の新しい総裁に李昌ヨン(イ・チャンヨン)氏をあてる人事について、国会は19日、適格だとして承認する人事聴聞報告書を採択しました。
国会企画財政委員会は19日午後の全体会議で、IMF=国際通貨基金アジア太平洋担当局長の李昌ヨン氏が韓国銀行の新しい総裁として「適格」だとする人事聴聞経過報告書を採択しました。
国会は19日午前、李昌ヨン氏に対する人事聴聞会を開催しており、開催当日に人事聴聞経過報告書を採択したのは、物価の上昇が続き、アメリカの利上げの速度が加速するなか、長期間、韓国銀行総裁を空席にしておくことはできないと判断したものとみられます。
国会企画財政委員会は報告書のなかで、「適切な通貨政策の運営を通じて物価安定と金融安定を目指すという候補者の政策への意思や所信などを総合的に考慮し、候補者が韓銀総裁として職務を問題なく遂行できると判断する」としています。
李昌ヨン氏は人事聴聞会で、物価上昇や家計債務問題の具体的解決策について、「景気回復の速度が大幅に鈍化すれば随時調節するが、期待インフレ率が上昇しており、人気を得られなくとも利上げのシグナルを与えて物価がさらに上がらないよう専念する」と述べ、景気回復の勢いが損なわれないようにしつつ、金融政策の引き締めを継続する方針を表明しています。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3月23日に李氏を韓銀総裁の候補に指名し、今月4日に人事聴聞会の開催を求める要請案を国会に提出しました。
大統領府青瓦台は人事を発表した際に、尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領側の「意見を聞いた」とし、これに対して尹氏側は「青瓦台と協議したり、候補を推薦したりしたことはない」と即座に反論して真っ向から対立していましたが、19日の人事聴聞会では与野党は対立することなく、報告書の採択に合意しました。
李昌ヨン氏の総裁就任は閣議を経て大統領が任命します。
任期は4年で、1回に限って再任できます。

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